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シャクジョウソウ
【生態等】
※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)
- 被子植物、真正双子葉類、ツツジ目、ツツジ科(イチヤクソウ科)の多年草。
- 林内の暗い所などに生える。
- 高さは10~20cm。
- 全体が淡黄褐色。
- 葉の退化した鱗片葉が多数互生する。
- 花期は5~8月。茎頂の総状花序に、長い鐘形の花をふつう5~10個下向きにつける。
- 分布は北海道、本州、四国、九州。
【投稿者解説】
腐生植物で葉緑素はなく、光合成は出来ない。枯れ葉や枯れ枝を分解する菌に頼っています。茎の先に数個の花をつけ、その姿を修験者が持つ錫杖に見立てて名がつきました。北海道から九州まで分布していますが、なかなか見られません。
【参考文献等】
山渓ハンディ図鑑1 山に咲く花 増補改訂新版(発行所:(株)山と渓谷社)
神奈川県植物誌2001 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県立生命の星・地球博物館
植物の世界(週刊朝日百科) 岩槻/大場他監修 朝日新聞社
日本維管束植物目録 米倉浩司著 北隆館
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