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ミズヒキ
【生態等】
※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)
- 被子植物、真正双子葉類、ナデシコ目、タデ科(タデ科)の多年草。
- 山野の林や、やぶなどに生える。
- 高さは50~80cm。
- 葉は、互生(1つずつ方向をたがえてつく)し、長さ7~15cm、幅4~9cmの楕円形で先がとがる。両面に毛があり、しばしば表面の中央に黒い斑紋がある。
- 花期は8~10月。茎頂や枝先に長さ30cm程度の花序をつけ、直径2~3mmの花をまばらにつける。花には花弁がなく、上側の3枚の萼片は紅色で、下の一枚が白色。花柱の先はかぎ状に曲がる。実はかぎ状の毛があり、衣類などにつく。
- 分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。
- 花序を上から見ると赤く、下から見ると白いことからこの名。
- 似た「シンミズヒキ」は、葉の両面ともほとんど無毛で、表面に黒い斑紋はなく、花が当種より密集する。
【参考文献等】
増補改訂フィールドベスト図鑑 Vol.1~3 日本の野草(発行所:(株)学習研究社)
季節・生育地でひける 野草・雑草の事典530種 (発行所:(株)西東社)
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