ヒメムカシヨモギ

【生態等】

※分類は「ＡＰＧⅢ植物分類体系」と（Engler科名）

• 被子植物、真正双子葉類、キク目、キク科（キク科）の２年草。別名「テツドウグサ」。
• 道ばた、荒地などに生える。
• 高さは５０～１５０ｃｍ。
• 根生葉はロゼット状（放射状に葉を付けた植物が地面に張り付いている）で越冬する。茎の葉は、密に互生（1つずつ方向をたがえてつく）し、長さ７～１０ｃｍ、幅１～１．５ｃｍの線形。
• 花期は８～１０月。茎の上部の花序が枝分かれし、直径約２．５ｍｍの頭状花（柄の無い花が集まったもの）を多数つける。舌状花は白色で管状花は黄色。実はそう果（単純で乾いた炸裂しない果実の一種）で、冠毛（タンポポの実のような毛）は初期に白色、後に淡黄褐色。
• 北アメリカ原産の帰化植物。ほぼ全国に分布。

【参考文献等】

増補改訂フィールドベスト図鑑　Vol.１～３　日本の野草（発行所：(株)学習研究社）