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アサザ(ハナジュンサイ)
【生態等】
※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)
- 被子植物、真正双子葉類、キク目、ミツガシワ科(ミツガシワ科)の多年草。
- 池や沼、湖の浅いところに生える。
- 高さは5~10cm。地下茎を泥の中にはわせ、茎をだす。
- 葉は直径5~10cmの卵型~円形で縁に鋸歯があり、茎に対生状についた柄につき水面に浮かぶ。
- 花期は6~9月。茎の先や葉の脇から花柄をだし、水面に直径3~4cmの黄色の花をつける。花は朝開き昼には閉じる。
- 分布は、本州・四国・九州。朝鮮半島・中国・台湾等。
- 準絶滅危惧(NT)種。2007年に環境省のレッドデータブックが改定された際に、ランクが絶滅危惧II類(VU)から下げられた。
- 霞ヶ浦のアサザ群落が急激に減少したことにより、霞ヶ浦の湖岸植生帯の保全に係る検討会(2000年より5回開催)が設置され、保全や再生のために緊急対策が実施されたことがある。
【参考文献等】
特徴がすぐわかる 学研生物図鑑 野草Ⅰ、Ⅱ 児山敬一 (株)学習研究社発行
日本における絶滅危惧水生植物アサザの個体群の現状と遺伝的多様性 保全生態学研究 、日本生態学会
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