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ウラジロチチコグサ(※帰化植物)
【生態等】
※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)
- 被子植物、真正双子葉類、キキョウ類、キク目、キク科(キク科)の一年草。漢字名:裏白父子草。
- 草地や荒地、芝生、歩道の植え込みの下などに生える。
- 高さは20~70cm。茎は白い毛で密に覆われる。
- 葉は幅広の楕円形で、葉の表面は光沢のある濃緑色で毛が少ないが、裏側は白い毛が密生する。茎につく葉は縁が波打つ。
- 花期は5~9月。花は直径約4mmで、茎の上部に集まってつく。実は長さ0.5~0.6mmの長楕円形で、長さ約2mmの冠毛(タンポポの実のような毛)がある。
- 北アメリカ原産原産の帰化植物。
- よく似た在来種の「チチコグサ」は、葉が細長く茎頂だけに花をつけ、「チチコグサモドキ」は葉の表も綿毛が多く灰白色。
【参考文献等】
季節・生育地でひける 野草・雑草の事典530種 (発行所:(株)西東社)
【投稿者解説】
北米原産の帰化植物。一年草。葉の表は濃い緑色で裏は綿毛が多く白い。根生葉が目立つ。花序は穂状に伸び、花は淡褐色。芝生や歩道の植え込みの下などに増えている。葉の細い帰化植物のタチチチコグサも見られる。
(解説者:yo.TANAKA)
(主な参考文献)
神奈川県植物誌2001 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県立生命の星・地球博物館
植物の世界(週刊朝日百科) 岩槻/大場他監修 朝日新聞社
牧野新日本植物図鑑 牧野富太郎 北隆館
日本維管束植物目録 米倉浩司著 北隆館
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