サネカズラ

【生態等】

※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)

  • 被子植物、モクレン類、アウストロバレイヤ目、マツブサ科(マツブサ科)のつる性植物。別名「ビナンカズラ」。
  • 林や森に自生する。
  • 葉は、互生(1つずつ方向をたがえてつく)し、長さ6~11cm、厚くて光沢があり、裏は紫色を帯びる。
  • 花期は8月。花は直径15mm、黄色の花びらを9~14枚つけ、うつむいて咲く。
  • 雌雄同株のものと異株のものとがある。雄花は、花托が赤く、雌花には花托に緑色をした雌しべが並ぶ。
  • 直径5mmの赤い果実は集まって球状の集合果をつくる。
  • 分布は、本州の関東以西、四国、九州、沖縄。
  • 枝に多くの粘液を含み、江戸時代に髪の癖をなおすため、男性が好んで使ったことから「美男葛」。

【参考文献等】

野山で見かける山野草図鑑 (発行所:(株)新星出版社)

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